大学生向けに、学年別に海外留学中の大学生が就職活動で実践すべきことをまとめてみました。チェックリストとして活用してみてください。
大学1年生にやるべきこと
大学1年時のフォーカスは、自分自身を知ること、つまり自己分析です。学業面と様々な課外活動の可能性、そして将来の目標について調べ始めましょう。
学業面
- コースワーク、ボランティア活動、学生の活動を通して自分の興味関心がどこにあるのか考え始めましょう。
- 教授に会う。教授とのコネクションも、ネットワークの大切な一部です。 毎年、少なくとも 1 人の教授と親しくなるようにしましょう。
- 興味のある 4 ~ 7 つの進路について考え、どの進路には、どのような専攻が役立つのかを調べましょう。通常、大学にはキャリアセンターがあり、キャリアカウンセラーから助言を得られます。興味がある分野があるのであれば、そこで働いている卒業生とのインフォメーショなるインタビューを調整します。
- 大学が専攻を決めるための説明会を実施するはずなので、積極的に参加します。
課外活動
- 寮の活動、学生団体、公共事業に参加する。 興味のあるソーシャルクラブやアカデミッククラブを探しましょう。 少なくとも1つの課外活動に参加する。
就職活動
- キャリアログと呼ばれる就職活動の記録を書き始めます。学業のコースワーク、将来の目標、およびキャリアについての考えを記録します。 「大学の成果」セクションを作成して、受講したコース、課外活動やボランティア活動、栄誉/賞、インターンシップ、および仕事を記録します。 大学でのキャリアを通じて、キャリア ログを更新します。 このログは履歴書の作成に使用でき、夏の仕事を探すときに役立ちます。
- キャリア ワークショップ、英文履歴書のレビュー、模擬面接など、大学のキャリアセンターが提供するサービスを調べます。
- キャリア カウンセラーと面談して、自分の興味関心、スキル、価値観を特定する。
- 興味のある分野での夏の仕事やインターンシップについて、キャリアカウンセラーに相談する。
- 英文履歴書を作成し始めます。
大学2年生にやるべきこと
大学2年時のフォーカスは、興味のある業界、企業、職業を調べること、つまり業界・企業研究です。また、並行して学業を進め、ネットワークを広げ、将来のキャリアの可能性を学びましょう。
学業面
- 専攻にどんな選択があるのかを確認します。興味が複数ある場合は、ダブルメジャーまたはマイナーを調べましょう。
- キャリアアドバイザーやクラスメイトとの関係を広げましょう。学期ごとにキャリアアドバイザーと少なくとも 2 回のミーティングをスケジュールします。自分が専攻する学部の学生にどのような活動や機会があるのかかを調べましょう。
- 選択科目は、個人的な興味関心を深めるだけでなく、ダブルメジャーやマイナーの可能性を考える機会を与えてくれます。ダブルメジャーやマイナーは、より将来の選択肢を広げてくれます。
- リサーチやプロジェクトの機会を探る。大学や企業のリサーチや何らかのプロジェクトに参加することができれば、経験を積み、履歴書にアピールする内容を増やすことができます。
- 海外留学に興味がある場合は、選択肢の調査を開始します。
- さまざまな分野の学生が利用できるフェローシップや奨学金の機会について学びます。通常、成績優秀者がこれらの機会の対象者となるため、もし得られれば、英文履歴書のアピール要素の一つになります。
課外活動
- 学生専門団体のイベントがあれば参加します。より多くの人たちとの交流を通して、チームワークや人前で話すなどのスキルを習得できます。
- 寮、大学の学生組織、クラスのプロジェクトなどでリーダーシップの役割を積極的に引き受けましょう
- ボランティア活動の機会があれば参加します。
就職活動
- 履歴書を更新します。
- 就職説明会やインターンシップ説明会に参加して、さまざまな業界や企業に関する情報を収集します。
- 大学のキャリアセンターが主催するワークショップやプログラムに参加して、就職活動に役立つ様々なスキルを引き続き学びます。
- インターンシップ、外部研修、サマージョブなど、関連する実務経験を得る機会を探る。
- ネットワークを構築し、自分のメンターを見つける方法を学びます。 興味のある分野の人々にインフォメーショナルインタビューを実施し、キャリアログに学んだことのメモを記録します。
- 秋に開催されるボストンキャリアフォーラムに参加し、インターンシップの機会を探します。
大学3年生(ジュニアイヤー)にやるべきこと
大学3年生のフォーカスは、インターンシップやサマージョブで実務経験を積むことです。
学業面
- 学業面と将来のキャリアの選択肢を増やしてくれるメジャーやマイナーを選びます。
- 大学院や専門学校に通うための選択肢も考える。
- 大学院への進学を考える場合は、アカデミックアドバイザーと面談し、大学院への入学とテストのプロセスについて話し合い、理解を深めましょう。
- 教授、現役の大学院生、就職活動でプラスになる人々とのネットワークを継続して広げます。
- 必要に応じてフェローシップや奨学金に応募しましょう。
課外活動
- クラブ、学生団体、ボランティア活動への参加を通じて、自分の価値観、興味、スキルを探求し続けます。
就職活動
- キャリアカウンセラーと面談し、就職や大学院探しの戦略を立てる。
- キャリアログを更新します。キャリアログのメモを見直して、情報がよく整理されていれば、将来のキャリア選択に優先順位を付けることができるようになっているはずです。
- 英文履歴書を更新します。
- 将来のキャリア目標に関連する分野で、サマージョブ、インターンシップを探します。
- 企業説明会、キャリアフェア、キャリア関連のイベント/フォーラムでキャリア情報を入手し、卒業生と話をしながら、ネットワーキングを広げます。
- 大学のキャリアセンターで模擬面接のアポを取り、面接スキルを練習します。
- 面接用に、適切なビジネス用のスーツ(リクルートスーツ)を購入します。
- 秋に開催されるボストンキャリアフォーラムに参加し、インターンシップ及びフルタイムの募集に応募します。
最終学年にやるべきこと
最終学年時のフォーカスは社会人になる最後の準備をすることです。大学卒業後の人生で成功するために必要なスキルを伸ばします。
学業面
- 大学院または専門学校への進学を予定している場合は、すべての願書を集め、志望理由書を作成してください。
- 良い成績を維持しましょう。 大学院や一部の雇用主は、あなたの最終学期の成績を求めてくるかもしれません。
就職活動
- キャリアセンターを最大限活用し、就職活動のスキルを引き続き磨きます。
- 就職活動のテクニックや機会について、あなたの分野の専門家と話し合ってください。
- ネットワークを引き続き広げ深める。 ほとんどの仕事はネットワーキングを通じて見つけられます。
- 応募するポジションごとに英文履歴書を用意し、効果的なカバー レターを書きます。キャリアセンターのアドバイザーに、英文履歴書とカバーレターのレビューをお願いしましょう。
- リファレンスとなってくれる人を4名考え、各自に許可を求めます。
- 友人やキャリアセンターで模擬面接を行い、面接のスキルをさらに磨きます。
- 業界誌などを読んで、自分が応募しようとしている業界の現在の問題を理解する。こうした業界理解は、面接時に大きな違いを生みます。
- 複数の内定を得ている場合は、キャリアログに記録した目標や価値観に基づいて、最も適切なオファーを選びます。
- もし秋の時点でまだ内定をもらっていない場合は、秋に開催されるボストンキャリアフォーラムに再度参加し、フルタイムの募集に応募します。
- ボストンキャリアフォーラムで内定が貰えなかった場合は、12月に開催される東京キャリアフォーラムに参加します。