求人先のニーズを理解し、自分の強みや経験とマッチさせる
仕事、インターンシップ、大学院/専門学校への入学、フェローシップ、ボランティアの機会など、就職活動をする前に、求人先が求めるスキルや経験を理解し、自分の強みや経験とマッチさせることが重要です。
自分の興味と相応しさを十分に理解することで、求める就職先や大学院にあなたが最も有力な候補者であることを理解してもらうことができます.
たけしさんのマッチング事例
たけしさんの例で考えてみたいと思います。
キャリア アドバイザーと何度か面会し、自分の仕事に対する価値観と関心、および自分のスキルと資質を考慮して、自分に合った仕事の種類を判断しました。たけしはいくつかのOB訪問や社会人との面談を通し、マーケティング関連の仕事が向いていると感じ、マーケティング関連の経験を積み、マーケティング関連の職を探し初めました。
BtoCのマーケティングに求められるスキルや経験を調べ、それぞれのスキルや経験に関連する自分の強みをその根拠と共にリストアップしました。
たけしのリストは次のようになりました。
目標:ニューヨークか東京で小売業でのマーケティングの仕事をしたい
たけしさんは、マーケティングのポジションの求人情報を複数見た上で、共通して必要なスキルと経験として以下の6つを考えました。
- マーケティングと営業の経験
- 学業面
- クリエイティビティ
- コミュニケーション能力
- データ分析能力
- 勤勉さ
それに基づいて、自分の強みや経験をリストアップしてみました。
必要なスキルや経験 | 自分の強みや経験 |
---|---|
マーケティングと営業の経験 | 夏休みに小売業界でインターンシップを経験。店舗のプロモーションプラン立案に従事し、効果的なプランを提案。 |
学業面 | 大学の授業でマーケティング関連クラスを履修。成績(GAP)も良い。 |
クリエイティビティ | デジタルハリウッドのデザイン基礎講座をオンラインで受講。 |
コミュニケーション能力 | 大学のスピーチクラスを受講。また、サークルの副代表として50名のメンバーをまとめている。 |
データ分析能力 | 大学で統計学とリサーチクラスを履修。市場調査およびデータ分析を含むプロジェクトを実施。 |
勤勉さ | 教育費の半分を奨学金とアルバイトで賄っています。 |
自己分析だけをやると自分よがりになってしまいますが、雇用先の求人ニーズをもとに自己分析結果をマッチングさせているところがポイントです。
また、自分の強みは、具体的なストーリーや経験のバックアップがあって初めて説得力のある説明ができるようになります。
逆に、雇用先の求人ニーズをバックアップできる強みや経験がなければ、どうやったらそのギャップを埋めることができるのか、残された時間でできることを考えてみましょう。